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私たちの研究について

AmpiTa

安否確認

 非常時の安否確認の在り方について検討しています。

 安否確認支援システム(AmpiTa)は本研究から誕生しました。当時、患者数400名を抱える透析施設の技士長として災害時の患者安否確認、確認後の診療体制の検討、協力施設への患者搬送などの検討から課題を発見しました。

 非常時に電話は輻輳(ふくそう:一般にパンクすると呼ばれる状態)となり、つながりにくくなります。正常状態であっても、1回線で受けられる電話は1本だけです。1人1分で切っても400人では7時間近くかかり、その間に状況は変化してしまいます。

 また、安否確認は通過点であり、安否が確認できない人や、問題の発生している人を救済するための情報収集が目的になります。

 私たちは極力メールを利用してもらい大多数の人の安否を確認し、メールが使えない人への対応として電話や訪問という手段を選択しました。

 電話回線は水道局や消防署(救急)などとの連絡にも不可欠なので、なるべく電話を受けないことが非常時の安全管理に寄与すると考えます。



災害対策本部

 法人内の災害対策本部の在り方について検討しています。

 消防の避難訓練が典型ですが、形骸化した訓練や資料は価値が下がります。発災後のリアリズムを追求し、何が起きても対応できる体制が必要です。

 災害対策本部は社屋や院内に設けられると思いますが、そこに配備されるべきアイテムについて未定義です。ペン1本でも非常時には探す苦労を惜しまなければならないので、想定できる物は準備が必要です。

 また、病院では外部からの救急搬送や支援チームを受け入れなければならず、自院の都合だけで進めていると混乱を招きます。

 私たちは社会のレベルに合わせた災害対策本部の提案、ならびにそのレベルの底上げを目指し研究しています。



停電対策  

 停電に強い医療機関について検討しています。

 元は停電しない病院づくりの研究をしており、東日本大震災の発生した3月11日もガス会社と非常用発電装置についてミーティングをしていました。しかし停電は起こってしまうと認識を改め、停電時強靭化にテーマ変更しました。

 社会からは病院の停電対策は相当なハイレベルと思われているようですが、実際には消防法や建築基準法など避難誘導や初期消火のための非常電源の整備にとどまっているケースが散見されます。

 私たちは『停電は起こるもの』の前提のもと、その被害を最小化し少しでも平時に近い医療を提供できるための研究を進めています。



停電時人工呼吸器

 停電は起きて困る場所でも起こります。人工呼吸器によって生命を維持している患者にも停電が訪れるリスクが潜在しています。

 無停電装置や非常用発電機、医療機器に内蔵のバッテリで回避できるのでは、と思われる方も多いと思いますが、配線など電気設備そのもののダメージでは非常電源からの供給は難しくなります。

 在宅医療では自主防衛のための非常電源を患者負担とすれば普及率は100%にならず、医療側負担となれば逼迫する医療費をさらに重積してしまいます。

 私たちは原始的・古典的・物理的な手法で停電時人工呼吸器の安全性・確実性の確保に寄与する研究を行っています。今後増える在宅医療において、医療の素人である患者家族でも実践できる手法を検討しています。



遠隔地協定

 『世界は広い』『日本は狭い』と言われても日本列島すべてが同時に被災する非常事態は戦争やテロなど限定的です。

 日本の東が被災しても北・西・南は平常であるとすれば、被災地を遠隔地が助ける仕組みがあれば良いことがあるのではないでしょうか。

 東日本大震災では被災エリアが広く、支援の手がくまなく差し伸べられたとは言えず、物資やボランティアが一向に来ない地域が散見されました。

 物理的に遠く離れたエリア同士が『お互い様』の気持ちでつながり合い、有事にはピンポイントで助けに行く『遠隔地協定』について研究を重ねています。

 行政主導で自治体同士がつながる、これができている地域もありますが、例えば製造業において継続してきた仕事を失わないために一時的に遠隔地で製造してもらうにも、同じものを作れる工作機械と職人が居なければ成立しません。自治体という区切り方にこだわらない手法を見出せるよう努めています。




支援物資荷捌支援  

 2016年の熊本地震では







バナースペース

AmpiTa Project

www.ampita.net




医療設備研究班が52時間の停電被災〜備えと対応実践〜 太陽光発電とカセットガス発電機HONDA "enepo" (エネポ) 電気工事士免状取得25年、療養住環境や医療福祉設備の停電対策を研究してきたAmpiTa研究班が被災。研究成果の活用や失敗を紹介します。