★今日の話題★
パソコンデータバックアップツール『Sync with』から『SyncToy 2.1』に乗り換え
データ同期ソフト Sync Toy 2.1
Microsoftが提供するデータ同期ソフトです。
無料で配布されています。
今回、Sync Toy 2.1を試用してみることにしました。
最終updateが2009年なので、10年遅れの試用です。
Microsoft: Download center, Sync Toy 2.1
Sync with
アイ・オー・データ (I-O DATA)社の外付けハードディスクを購入した際にオマケで付いてきたソフトです。
たぶん2010年より前に調達しているので、OSはWindows 2000で使っていたように記憶しています。現在、Windows10で動作しています。
スケジュール設定ができるので、定刻になったら自動でバックアップしてくれて、更に定刻にパソコンが起動していなければ、次の起動時にバックアップを自動スタートしてくれるのが良かったです。
しかしながら、あるときのWindows10のUpdateを境に、そのスケジュール機能を有効にしておくとパソコンの立ち上がりに時間を要するようになりました。
通常は数秒で起動してログインできたものが、数分かかるようになってしまったので Sync with を無効化したところ快調になりました。
したがって、今回の乗り換えはSync withとのお別れとなってしまいました。
長年、業務をサポートしていただきありがとうございました。
アイ・オー・データ: Q&A バックアップ用ソフト『Sync with』と『EasySaver LE』それぞれの特徴を知りたいのですが?
Sync Toy 2.1の入手とインストール(1)Download
Microsoftのダウンロードセンターから無料でダウンロードできます。
下図がそのページです。画面中央の赤い『Download』ボタンを押してください。
次の画面ではバージョンを聞いてきます。64bitか32bitか好きな方を選んでください。
そうするとダウンロード先を聞いてきます。下図はInternet Explorerの場合です。『名前を付けて保存』を選ぶと保存先を指定できます。ファイル名を確認して保存ボタンを押すと任意のフォルダに保存されます。
Sync Toy 2.1は2箇所のファイルとフォルダを同期させる無料ソフト(フリーウェア)です。 一般的な用途には、写真などのファイルを他のコンピュータと共有したり、ファイルやフォルダのバックアップコピーを作成することが考えられます。 |
Sync Toy 2.1の入手とインストール(2)インストール
ダウンロードしたファイルを実行します。
最初に下図のような同意を求めるEULA(使用許諾契約)が表示されます。
”Accept”とは『受け入れる』『応じる』などの意味です。EULAを承諾しないと先に進めません。
Acceptすると下図のような進捗画面が表示されます。
続いて警告文が表示されます。
チェックマークの横には『上記の警告を読んで理解しました』と書かれています。
警告文を読んで、理解した場合はチェックマークをOnにすると”Next”ボタンが有効化されます。
If you have a previous version of this application installed on your computer, it will be upgrade and uninstalled automatically. To ensure that Sync Toy 2.1 correctly detects changes in your folders please make shure that all your existing fpkder pairs are synchronized before continuing with setup. このアプリケーションの以前のバージョンがコンピュータにインストールされている場合は、自動的にアップグレードおよびアンインストールされます。 Sync Toy 2.1があなたのフォルダ内の更新を確実に検出するために、すべての既存のフォルダ対(ペア)がすべて同期されていることを確認してください。 |
次は”License Agreement”(ライセンス契約)が表示されます。
長文が書かれています。どのようなソフトでも定型的に表示されると思います。
ここで”I Agree”(同意する)を選ばないと”Next”は有効化されません。
次は保存先を聞いてきます。
特に触るところはありません。”Next”をクリックして次へ進みます。
インストール前の最終確認画面です。
インストール準備ができているので”Next”を押してくれればあなたのパソコンにインストールしますよ的な内容が書かれているので”Next”を押してインストールします。
自動的にインストールされるので、最後に”Close”を押すとインストーラーの仕事は終了です。インストールファイルはゴミ箱へ送ってしまって問題ありません。
Sync Toy を初めて使う(1)Customer experience improvement program
初めて起動すると顧客経験改善プログラムに参加するか否かを聞いてきます。どちらを選択してもソフトは使えますので好きな方を選びます。
Sync Toy を初めて使う(2)同期設定
起動時に開く画面の”Create New Folder Pair”をクリックします。
次にフォルダを選択します。
”Left Folder”が基準となるフォルダです。
”Right Folder”は受け手となるフォルダです。
同期方法を選択します。
Short explanation 簡単な説明 |
Synchronize シンクロ New and updated files are copied both ways Renames and deletes on either side are repeated on the other 新しいファイルと更新されたファイルは両方ともコピーされます。 Left・Rightどちらのフォルダでも変更と削除が相互に反映されます。 |
Echo エコー New and updated files are copied left to right. Renames and deletes on the left are repeated on the right. 新しいファイルと更新されたファイルは左(Left)から右(Right)にコピーされます。 左(Left)の名前の変更と削除は右(Right)に反映されます。 |
Contribute 寄稿 New and updated files are copied left to right. Renames on the left are repeated on the right. No deletions. 新しいファイルと更新されたファイルは左(Left)から右(Right)にコピーされます。 左(Left)の名前の変更は右(Right)に反映されます。 Leftに削除があってもRightからは削除しません。 |
最後にジョブの名前を付けたら完了です。
空欄に名称を入力し、”Finish”をクリックします。
ジョブの選択
実施したいジョブを選択します。
選択するとLeftフォルダとRightフォルダが表示されます。
同期方法を変更したい場合は”Change Action”をクリックすると選択画面が表示されます。
実行(Run)
ジョブが間違いなければ”Run”をクリックすると仕事を始めます。
仕事内容を先に確認したい場合は”Preview”をクリックします。
同期されるファイルの一覧を見て、良ければ”Run”をクリックします。
実行中
ジョブの実行中は進捗が表示されます。
現在同期中のファイル名は下方に表示があります。
同期済のファイル数は左上に表示されます。
すべて実行
”All Folder Pairs”を選択するとすべてのジョブを一斉に実行することができます。
実行中画面のフォルダ名の表示部には”Multiplepairs”となります。
使用所感
手軽
最初のセットアップはフォルダを選ぶだけなので簡単でした。
初回の登録を終えてしまえばあとは簡単です。
スケジュール管理はできない
毎晩、同じ時間に同期をするようなスケジュール管理はできません。
これができれば理想的なのですが、無料ソフトなので仕方ないです。
あまり長い間忘れないように気を付けます。
ときどき、重い
データをコピーする工程がどのような仕組みかわかりませんが、ときどき重いです。
何の作業もできないくらい負荷がかかることがあるので、大事なファイルを触っているようなときは小まめに保存しながら進めた方が良いです。
これまでで最高に速い
バックアップソフトは色々と使ってきましたが、約600GBあるフォルダ群をパソコンから宅内LAN上にあるハードディスクに同期する時間が、相当に速いです。
他のソフトでは10万個以上あるファイルを見て行く作業をしているだけでアプリがダウンしてしまうことも多々ありましたが、Sync Toyでは少々動作が重くなる瞬間があったとしても、ダウンしてしまうことはありません。
そして、その作業時間が劇的に短いです。
他のソフトでは1時間では終わらないような作業も、数十分で終わらせてくれます。
パソコンを持ち出すなら毎日の日課に
私はパソコンを毎日持ち出して仕事をしていますので、いつパソコンを紛失するかわかりません。落損や水没の危険もあります。
なので、帰宅後はなるべく毎日同期してデータを最新の状態でバックアップしています。
作業時間が短くなったので、メールチェックなどをしている間に終わってくれるのが助かります。
クローンならEaseUS ToDo
Sync Toyは同期ソフトです。
パソコンのハードディスクを丸ごとクローン化するのは別のソフトの仕事になります。
クラッシュしても全く同じ状態に戻したい場合は、内蔵しているハードディスクやSSDと同じ容量のディスクを買ってきてクローンを作りましょう。
私はときどきクローンを作ってバックアップしています。
データは短周期で更新しているのであまり気にしていませんが、ソフトをインストールし直す手間を考えるとクローンは便利です。
クラッシュした数時間後には復帰できるので、お勧めです。
私の装備
クローンを作るためにはディスクとケーブルが必要です。
ディスクはサムスンの1TBのSSDを使っています。
接続ケーブルはオウルテックの商品を使っています。
このペアで1年に4~5回のバックアップを取っています。
今日は同期ソフトの乗り換え作業をしました。
いつでも宅内サーバーに最新のバックアップを取り、パソコンのトラブルに備えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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