★今日の課題★
D.I.Y.で市販物置を設置する【6帖編】
その1:計画・物置の機種選定
限られた土地を最大限に活用
土地はタダでは手に入りません。
土地は持っているだけでも固定資産税がかかります。
家の隅っこに1坪のデッドスペースを作ってしまうと、固定資産税だけでも年数千円、向こう30年で資産すると….もったいない話です。
今回、市販の物置を使って収納スペースの拡張に取組もうと考えた訳ですが、なるべく広く収納スペースを得たいので、どういう形状の物を、どのように置くと良いか考えてみました。
水糸を何本も張って、様々な組み合わせを検討した結果、右奥の早生ミカンの木を温存し、人が立ち入りづらいスペースにはエアコン室外機などを置くように計画する事で、歩留まりの良さそうな形が想像できました。
コストコ物置の予定が….
最初はコストコの物置を想定していたため8ft×10ft、約2.4m×3mの物置を置く予定でした。
今年3月末に店頭で確認した際には在庫が何個もあったので、これは大丈夫だろうと思っていました。
ところが、コロナ禍で売れ行き好調らしく、どこの店舗でも在庫切れでした。尼崎へ行って『ない!』の一言で終わり、『他店舗は知らない』と言い切って店員さんはどこかへ。
コストコのチャットで調べてもらいましたが神戸、大阪、京都も在庫なし。
入荷の予定はあるが、いつ入荷かは未定だそうです。
ついでの米国のLIFETIMEのウェブサイトを調べてみましたが、こちらも在庫切れでしたが、入荷予定日は表示されていました。米国企業ですが中国製らしいので、日本の近海を通って米国に渡ってしまいそうです。
入荷があるならと、日本向けの出荷を問い合わせましたが対象外という事で、アジアのセールス担当に問合せなさいという感じでした。
我が家には既にコストコの物置、LIFETIMEの製品が設置されており、今回はその隣に物置建設用地を用意したので、同じシリーズで2棟並べたかったです。
無いなら仕方が無いという事で、こんどはRVボックスなどを売っているアイリスオーヤマに何か似た商品が無いかと探しましたが、海外製のトタンのような物置が掲載されていました。
アイリスプラザでは『メタルシェッド』という商品名で出されていましたが、他サイトも調べるとサイズバリエーションが豊富であることがわかりました。
メタルシェッド
欧州系の雰囲気の金属製物置です。サイズに対して価格が安いです。車が入りそうなサイズでも10万円未満で売っています。 |
メタルシェッドのサイズを見ながら、再度水糸を張って組み合わせていきました。
コストコの物置と同サイズの物があり、まずはそれを1点配置した上で、もう1点配置できないかと考えました。
しかしながら、アッチが出ればコッチが引っ込むという感じでしっくりきません。
実に惜しかったです。
物置3大メーカーで調整
ネット通販などで寸法が怪しい物を買うのは安くて良いが長期的に見てどうかと考えなおしました。
コストコ物置のときは本体12万円、送料3万円を想定していたので2.4m×3mの7.2平米で15万円、1平米あたり20,833円の単価を見込んでいた事になります。
日本の物置メーカーの商品を見ると1平米あたり3万~3.5万円が相場のようなので、単価がグッと上がります。
どうせ高単価な物を買うのであれば、そちらにしかない特徴を探ってみました。
まず、高天井タイプが選択できる事がわかりました。
床の耐力は600kg/平米まであるというのも特徴でした。
三大メーカーで調べれば、カタログ商品でもサイズバリエーションが豊富である事がわかり、この中からちょうど良い商品を探す事にしました。
選んだのは6帖タイプ
三大メーカーでは天井高が2mくらいが標準、背高品は2.3mくらいで横並びです。
サイズは奥行きが2mくらい、2.5mくらい、3mくらいと色々とあり、間口は更に細かくたくさんラインアップがありました。
元々は2.4m×3mで算段していたので、2.6mも入らなくはない感じでしたがギリギリです。
2.2mに下げると、3.6mタイプを選べる事がわかりました。これでほぼ決定という感じで測量を進めました。
タクボのJN-3222、市価25万円程、ポイント等が最大で10%戻るとして22万円程です。DIYにしては高額、それなりの覚悟が要ります。
タクボ物置 トールマン JN-3222
田窪製作所の背が高いシリーズ『トールマン』です。間口3.2m、奥行2.3m、高さ2.6mです。送料込で25万円前後です。 |
もう1まわり大きさイズで間口3.6mの物がありました。
これが敷地に収まるのか確認したところ、収まりました。
奥行きが2.2mというのが気になりますが、間口が広く取れるので良いなと思い、この商品にグッと気持ちが傾きました。
価格は30万円でおつりがくる程度、何とか30万円未満なので一括での減価償却も可能な範囲、条件が良いです。
楽天市場とYahoo!ショッピングのお気に入りに登録して、セールやポイント還元率の高い日を待つことにしました。
ヨドコウ エルモ LMD-3622H 背高Hタイプ
間口が約3.6m、奥行2.2m、高さが最高点で2.4mくらいの物置です。こちらはヨドコウの製品です。 |
待っている間にも測量を繰り返し、カタログも隅々まで読んでいるとイナバ物置に間口4.4mというタイプがあり、しかも扉位置を任意で選べることがわかりました。
実は今回、設置場所の1辺が斜めに狭くなるブロック塀があり、塀と物置の間が50cmくらいしか取れない事が課題でした。
この狭いところを通っていくことになると、間口が広くても有効活用できないなと思っていました。
イナバ物置の商品は、前後左右任意の位置に扉が設置できるので、私の描いている理想像に近い物でした。
これを選んだことにより、長手の1辺が4.4m、短辺が2.2mとなり、この2.2mの位置に扉を設置する事にしました。
縦横を掛けると5.9帖でした。
価格ですが、関東や東海に住んでいれば30万円未満で買えました。メーカー直送ルートがあるようです。
しかし、私の住むエリアだと30万円超の商品しかなく、そこに配送してくれる販売店さんは1~2店舗しかありません。
私は配送OKの中で最も安かった『環境生活』というショップで買いました。
イナバ物置 ネクスタ NXN-98H
100人乗っても大丈夫というCMでおなじみのイナバ物置です。間口約4.4m、奥行2.2m、高さ2.4mの物置です。あまり目立たぬようにカタログに書いてあった扉位置変更が、今回の決定打になりました。ネット通販ではエリア限定配送品が安く出ていますが、お住まいの地域は対象外の可能性があるので注意してください。 |
実測して配置計画
買うと決めてから、現地で幾度も実測して、ここに収まる事を確認しました。
フリーハンドで位置を描くと下図のような感じです。
GLは、水道のマスがあるので必然的に決定されました。
GLで土間打ちする予定です。
将来のメンテナンス用に、汚水マスなどは開閉できるように配慮します。
物置の床も剥がせると思いますので、メンテナンスはどうにかなると思います。
今回はまだ計画段階ですが、開発予定地の計画に目途が立ちました。
次回は実測しながら、無用な埋設物が無いかの確認を並行して整地していく予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。