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物置建設DIY(6帖)5.物置内装・施工完了/イナバ物置 ~今日の課題~

★今日の課題★
D.I.Y.で市販物置を設置する【6帖編】
その5:物置の内装を仕上げて完了




物置完成

 前回までにイナバ物置の標準仕様の建築工事は終わりました。

 説明書どおりの仕様には仕上がっていると思います。

 たぶん、台風でも飛ばないはずです。




床補強

 床の印象は『ベコベコ』でした。

 根太のあるところはしっかりしていますが、根太間の鉄板は薄く感じられ、ここに机の脚などがくると不安定だろうなと思いました。

 そこで、1.8m×0.9mのコンパネを買ってきて敷き詰めました。

 出っ張りなどで端が合わない部分はコンパネを切り欠いてピタリと収まるように努めました。

 隙間なく敷き詰めると、安定感を感じます。
 釘は1本も使っていませんが、キツ目に嵌めてあるので、コンパネの自重と相互に押し合う力で、剥がれてしまうような事は無さそうです。

 コンパネは約6枚敷きました。約6畳ということになります。




 床工事に使った材料はコンパネのみでしたので、乗用車でも積んで帰れましたが、壁施工では断熱材とコンパネを使用するためホームセンターでトラックを借りました。

 このホームセンターでは、従業員の皆さんが積み込みを手伝ってくださいます。というか、丸投げして私はトラックの貸出手続きをしていました。

 ここで購入したのは断熱材となる発泡パネル20枚、コンパネ13枚、杉板40枚です。


 最初に作った壁は、正面のメインとなる壁です。

 ここには幅9cm程の杉板を打ち付けて予定でした。
 使うのは1枚100円チョットのホームセンターで普通に買える杉板です。
 杉板は安物と高級品の差が、素人目に見てもわかるので、この安物はウェブ会議でも気づかれてしまいそうです。

 そこで、表面を焼くことにしました。
 ガスバーナーで表面を焦がし、紙ヤスリで磨くと焦げ方の違いでコントラストが生まれます。
 焦がして磨く、これを幾度か繰り返して、最後は水拭きしました。ヤスリの削りカスも水拭きで除去します。

 正面のカベだけ、手間を掛けました。


 その他の壁はコンパネを貼りました。

 最終的にはスチール書庫などが並んで見えなくなるので、あまり細かい事は気にせず、とにかく断熱材をしっかり入れる事にしました。




天井

 天井にも断熱材を詰めました。

 屋根が勾配になっているので、天井をフラットにしてしまうと天井裏のスペースがもったいないと思ったので、天井の高さは少し段々になっています。




床仕上げ

 床の仕上げはタイルカーペットにしました。

 今回、床補強用のコンパネはネジなどで固定していないので、何かあれば浮いてきたりズレたりする可能性があります。
 タイルカーペットによりコンパネの継ぎ目が橋渡しされ、浮きの可能性を低減できると考えています。

 汚れれば交換できますし、木板よりは擦れて傷む可能性も低いと思っています。




電気設備

 天井施工に先行して電気配線を施しています。
 照明は2か所、スイッチは2個にしました。おそらく、荷物を取り出すために手前だけ点灯させる機会が多いだろうと考えています。

 主照明とは別に、小物撮影用の補助照明も設置しました。
 いずれもV型2灯用の既有蛍光灯を改造し、LEDランプに置換した物を設置しています。

 コンセントは壁には設置せず、すべて天井にしました。
 物置の構造上の問題で、壁に配線するのは容易ではない事がわかっていたため、天井にコンセントを設けて延長コードを活用する計画です。

 電源回路は2回路設置していますが、今のところ1回路だけ活かしています。
 母屋から2回路分の配線を敷設していますが、母屋側が1回路しか出ていないので、容量が足りなければ工事する予定です。




空調設備

 エアコンはアイリスオーヤマのルームエアコンをネット通販で買って取り付けました。

 室外機は物置建設前から置く場所を決めておいたので、すんなり設置できました。

 室内機も目途を立てていたので、何かに干渉することなく配管穴を開ける事ができました。
 穴は既有の70mmコア抜きドリルでコンパネ、断熱材、外壁材(鉄板)を開孔しました。


 銅管が高騰しているので、配管が意外と高かったです。
 2分3分のペアコイル配管、室外機の入口では地震などでズレても良いようにバッファとなるようクルりと一周巻いてから接続しました。

 ゲージマニホールドと真空ポンプを用いて、管内の真空を確認した後に、ガスを開放して試運転しました。




通信設備

 物置は鉄で覆われているので、Wi-Fiの電波は通りづらいです。

 そこで、母屋からLANケーブルでネット回線を取り込むことにしました。

 地中をPF管で配管し物置へ取り込み、物置内にWi-Fiのアクセスポイントを設けました。

 物置の中に居ればWi-Fiは快適に使えますが、物置の外に行くとほぼつながりません。

 LANの端末処理は以前掲載した記事を参考に実施しました。




内装概算

 今回の物置の内装工事にかかった費用を概算してみました。

 リスト通りですと133,300円ですが、蛍光灯など既有品が無ければ15万円くらいになります。

 DIYなので工事費はゼロ、工具も新調はしていないのでゼロですが、買い揃えたら結構な金額だと思います。

 正確な事はわかりませんが、大工工事が2人工(にんく)、電気工事も2人工、合わせて4人工で単価5万円なら20万円です。
 エアコンは特殊工事としてプラス2万円くらいかかるかもしれません。道具代が多いのと、責任が発生するので追加料金がかかると思います。

 素人の工事なので仕上がりはそれなりですが、工事代20万円を浮かせたという響きがあれば、多少の雑さは気にならないと思います。

コンパネ25,000約20枚使用、床・壁用
断熱材16,000約20枚使用、壁・天井用
杉板6,000約50枚使用、壁・天井用
野縁材6,000約20本使用、天井下地用
金物1,000木ビス、タッピングビス
タイルカーペット10,000約30枚使用、サンゲツ
床用接着剤3,0001缶、サンゲツ
エアコン38,000アイリスオーヤマ
エアコン配管5,000イナバ
LED直管5,0006本使用
V2型照明0既有品使用
ブレーカー3,0002個
コンセント1,2008か所
プレート8008カ所
スイッチ1,000コスモWスイッチ
PF管3,00015m×2系統
ボックスコネクタ8004個×2系統
アウトレットBOX2,0002個×2系統
VVFケーブル4,000約100m
LANケーブル1,500約30m
LAN端末1,0001個
天井工事0
壁工事0
床工事0
断熱工事0
電気設備工事0
空調工事0
通信工事0
外構・引込工事0



収納

 内装が仕上がったので早速収納です。

 メタルラックなどが壁一面に並ぶ感じで、あっという間に狭くなりました。

 おそらく、自宅(母屋)の6畳間をこのような収納スペースとして使う事は考えづらいと思いますが、物置だからこそ惜しみなく出来たような気がします。




 今回は物置の内装工事を実施しました。

 荷物を置くだけとはいえ、この暑い地球で断熱材の発揮する効果は大きいと思います。
 断熱材に限って言えば、素人ながらしっかりと施工できているのではないかと思います。素材が良いので、カッター出来るだけで簡単にキレイな施工ができました。

 大工さんに頼めばもっと良い壁や天井の仕上がりが期待できると思いますが、DIYで施工した事で自己満足は得られています。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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