★今日の課題★
今夏の熱波での感想を期待して、羽毛布団を洗おうと決意しました。ファインバブルシャワー『リファ』(Rifa)を使って汚れを落とせるのかも含めて、チャレンジしました。
リファとはファインバブルシャワーヘッド
ファインバブルと聞いてピンと来ない人も居るかと思いますが、テレビCMで『ミラブル』や『リファ』などの商品名で出ている技術です。
小さな気泡を含んだ水で汚れが落ちやすくなるというようなものです。
シャワーヘッドが有名なのでお風呂で使うイメージですが、シンクに取り付けるタイプもあるので食器洗いなどにも有用です。
羽毛布団の洗濯
宅配サービスで洗ってくれる業者がたくさんあります。
今回、お願いしようか迷いましたが、まずは家で洗ってみて、あまりに大変だったら業者委託しようと思いました。
業者委託のトップシーズンは3~4月頃でしょうか。温かさを感じると手放すと思いますので、その頃は業者さんも忙しいのではないかと思います。10月を過ぎると羽毛布団の季節が近づくので、その頃も少し忙しそうです。
もし、真夏が暇になる時期ならば、その頃に出した方が丁寧に洗ってくれるかもしれませんが、たぶん機械を使うので差は少ないと思います。
カジタク(イオングループ)
イオングループの家事の宅配サービス『カジタク』で羽毛布団を依頼すると2点で12,980円という事なので、1枚あたり6,490円です。
専用の装置を使い、プロ仕上げをしてくれるので、数年に1回の洗濯だと思えば割安かなと思います。
布団専門の宅配クリーニング
数がまとまるならこちらの布団クリーニングはだいぶ安いです。10枚なら34,000円なので1枚あたり3,400円です。
1枚でも7,300円なのでまぁまぁな安さだと思います。
ヤマトヤクリーニング
ウェブの見出しには業界トップクラスの実績があると書かれており、全国対応してくれるので良さそうです。
最後は『自然乾燥』というのがユニークです。効率的に乾燥機を使うのではなく、田舎で自然乾燥というサービスは珍しいです。
布団が3~6枚入る『大バッグ』が16,610円なので、6枚入れば2,768円、3枚しか入らなければ5,536円です。羽毛布団だとたぶん3枚、それでも5千円台なので安いです。
リネット
ネット検索すると広告が出てくるので気になったので調べてみました。3枚で14,080円、1枚4,693円なので安いと思います。
洗濯作業しているときの参考画像は若めのお兄さんが出てきます。先述のヤマトヤさんはオジサンという感じでしたが、職人という雰囲気がありました。どちらが良いかは、仕上がりを見てみないとわかりません。
家で洗って良いのか?
そもそも家で洗って良いのかわからず調べてみました。
アクロンやソフランでお馴染みの『ライオン』(LION)が運営するサイト『Lidea』(リディア)で羽毛布団の洗濯方法が紹介されていたので参考にしました。
最初にチェックするのは選択表示です。『洗濯おけ』『手洗い』の記号が付いていれば洗濯できます。
洗濯機を使う場合は、洗濯機の説明書を読む必要があります。我が家の洗濯機は三ツ折にして入れば、洗濯できるという事がわかりました。
脱水後、速やかに物干しにかけて乾かすようにします。風通しの良い陰干しという事なので、冬場では乾かなそうです。
[Link] Lidea: 羽毛布団は自宅の洗濯機で洗える!失敗しない洗い方・干し方をレクチャー
[Link] 西川ストア: 羽毛布団は家庭で洗える!?上手な洗い方と干し方
洗濯機に入らない
洗濯機に入れば洗濯機を使えたのですが、我が家のドラム式洗濯機には入りませんでした。
これまでタオルケットや毛布などは洗った事があったのですが、経験的に言うとシングルサイズ、薄めの羽毛布団なら入ったと思います。ダブルは10kg超の洗濯機が必要そうです。
洗濯機が使えないので、手洗いしか選択肢がありません。
浴槽で踏み洗い
洗濯機が大丈夫なら、浴槽で踏み洗いしても大丈夫だろうと素人考えで洗ってみました。
せっかく風呂で洗うので、備え付けの『リファ』を使いました。
浴槽にリファのシャワーヘッドを入れ、お湯を出すと浴槽の水位が上がる以上に、布団が膨らんできました。
布団の中の空気が膨張したようですが、表面が濡れていて空気が逃げられず、パンパンに膨らみました。
リファを使っているので微小気泡、ファインバブルが中に入っていく作用でこうなったのかもしれません。湯温は35℃くらい、気温も35℃くらいなので、温度差はあまりない環境でした。
ある程度まで湯が貯まったところで、この空気の袋を踏み潰すようにしながら、1室ずつ丁寧に踏み洗いしました。
1回目は湯だけ、2回目から 浴槽には『おうちクリーニング』(今回はエマール)で使われるような液体洗剤を入れて使いました。
ある程度まで洗ったら、湯を抜き、布団を踏んで脱水しました。かなり茶色い湯が流れていくのが見えます。
3回目でも茶色っぽい湯が排水されるのが見えました。
5回目にはほとんど汚れが見えなくなったので、このあとですすぎをしました。
洗剤を使うのが5回、すすぎが3回、合計8回です。35℃を超える真夏に、35℃くらいの湯を使って作業したので、汗だくです。
脱水は重要
洗濯機を使えば機械的に脱水してくれるので、かなり良い感じになると思います。
足踏みの場合、足で絞った水が布団に再吸収されてしまうので完全な脱水は難しいです。
ここでしっかり脱水しないと、ベランダまで運ぶのも大変ですし、そのあとの乾燥にも時間がかかります。
陰干しできる場所がなく天日干し
洗濯のプロからすると、表面が焼けたりするので日陰で干して欲しいと言うでしょう。
しかしながら、我が家には陰干しできる広いスペースがなく、布団の重さに耐えられる場所がベランダの手すりしか無かったので天日干しとなりました。
百葉箱の中で気温35℃を超える2021年8月上旬、日なたでは45℃以上でした。
にも関わらず、乾くまでに3日もかかってしまいました。
原因は羽毛の偏りです。
30cm角くらいに細かく分けられた布団ですが、その中の羽毛が塊になってしまいます。外からは中々ほぐせません。
濡れた羽毛は物理的に下に集まります。何度も布団の向きは替えてみましたが、この塊がほぐれ始めたのは2日目でした。
3日目はほぼほぐれて、布団が軽くなる速度も劇的に早くなりました。
劣化は見られない
羽毛が全くダメになったらどうしようかと思っていましたが、そんなことは無かったです。
洗濯の過程で羽毛が飛び出てくることもなく、乾燥が終わればかなりのふかふか感です。
臭いはまったくありません。
布団カバーも洗濯したのですが、布団があまりにキレイになったので、カバーは買い替えてしまいました。ネットで2千円もせず買えるので、たまにしか洗わない布団に合わせて、買い替えても良いかなと思いました。
次回も真夏に手洗い
布団クリーニングに出せば5~6千円でキレイになるので、もう少し身体が衰えたら業者委託しようと思います。
身体が動くうちは、真夏に手洗いをしたいと思います。
これは、毎年の恒例行事にして良いなと思いました。
枕もリファで
今回、布団のあとに枕も洗いました。
体積あたりで言うと、布団は汚れが分散しますが枕は集中するので、小さくてもそれなりに汚れが出てきました。
これは洗濯機でも洗えたのですが、リファの有効性を信じて浴槽で手洗いしました。
枕は面積が小さいので、リファのミストも使いました。枕に近接してミストで汚れを飛ばそうと考えました。効果があったかどうかわかりませんが、やっている本人は納得です。キレイになった気にはなります。
リファはシャワーヘッドを浴槽に沈めて湯を出すと『シルキーバス』を作れるので、枕を洗うときもシルキーバスを作りました。
枕は陰干しできましたが、乾燥にはやはり3日くらいかかりました。
真夏の暑さを利用して羽毛布団を手洗いしました。
結果としては満足、良かったと思います。来年もやりますが、年齢とともに体力が落ちているので、いつかは業者委託だと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。