★今日の課題★
飛行機が家の真上を飛んでいるので、どんな様子か無線を受信してみたい。
空港立地都市
ここは空港が立地する都市なので、飛行機は毎日見ています。
太陽との間に飛行機が通れば、家が暗くなる程度の高さを飛んでいるので、比較的空港が近いと思います。
普段は滑走路32(Runway Three Two)が使われるので離陸後の高度1,000mくらいの飛行機が通りますが、風向きによって年にときどき、逆向きの滑走路14(Runway One Four)が使われるとかなり低空を通過していきます。機体がよく見えます。
Flightradar24
飛行中の機体情報などはフライトレーダー24というアプリを使ってみる事が多いです。
コロナ前であれば朝7時~9時と、夜20~21時は飛行機が多いので、どこへ行く飛行機かなと見ていたりしました。コロナで減便、朝晩静かになりました。
下図は風向きがいつもと違うので14Rでの逆向き着陸の日、伊丹空港の門限である21時を過ぎても着陸が行われていた日のFlightradar24の画面です。
JL2468は恐らく滑走路の順番待ちで和歌山上空で待機、2回旋回して14Rの向きで空港にアプローチしたのが21時14分頃でした。
しかし機体は高度も速度も下がらず、そのまま空港を通過してしまいました。
着陸失敗でタッチ&ゴーしたのか、最初から上空を通過したのかFlightradar24ではわかりません。
その後、向きを変えて32Lでいつもどおりの向きで進入したのが21時25分頃でした。
防災用に無線受信が要るかも?
空港立地都市であり、飛行機の真下で暮らしていても、空港で何が起きているのかを知る事ができません。
知らなければ初動に移れないのであれば、知る手段を確立するしかありません。
そこで試したのが無線受信器、いわゆるラジオです。
周波数帯が広いラジオ
ラジオと言っても、よくあるカーラジオやラジカセのようなAMとFMのラジオ放送だけが聞けるタイプではありません。
今回調達したC.CRANEの受信器 CC SKYWAVE SSBはAM放送とFM放送以外に、短波放送(SW)やエアバンドが受信できるラジオです。
AM | 520 – 1710 kHz (10kHz Steps) |
AM | 522 – 1620 kHz (9kHz Steps – International) |
FM | 87.5 – 108 MHz (Regular Mode) |
FM | 76 – 108 MHz (When 9kHz is Selected) |
短波(SW) | 1711 – 29999 kHz |
Aviation | 118 – 137 MHz |
購入したショップはApexRadio(アペックスラジオ)という無線関連の事業をしている会社のネット通販です。
無線関係の雑誌でときどき名前を見ていたので、たぶん間違いないだろうと思ってここに注文しました。30年前は近くのLAOXで無線機選びしてましたが、いまはネット通販が便利です。
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航空無線が聴こえる
ここで結論を言うと、航空無線は聞こえました。
ただし、すべてがクリアに聞こえるのではなく、おそらく基地局からの電波がクリアに届き、航空機からの電波は機体位置によって聞こえるのではないかと思います。
普段の32Lですと、離陸後に我が家に向かってくるので、離陸後は機体との距離が近く、間に障壁がないので電波状態が良いのだと思います。
どのような音声であるか、下の動画でご紹介しています。
大阪タワー/関西ディパーチャー
スケルチ機能が付いているかどうかわからないので、話していないときの『ザー』という雑音をオフにできていませんが、何か話しているということはわかります。
耳慣れないので、言葉を聞き取るのが難しいのですが、おそらく『大阪タワー』『関西ディパーチャー』と言っているのだと思います。
本当にそうなのか、航空管制を所掌する国土交通省のホームページを見ましたが、そのような記載はありませんでした。
色々と調べてみると、今回のサーチで当たった周波数以外でも大阪国際空港(伊丹)では何種類かの周波数をつかっているようです。
出発 | 到着 | ||
大阪タワー | 118.10 | 大阪タワー | 118.10 |
関西ディパーチャー | 119.50 | 関西アプローチ | 120.45 |
大阪グランド | 121.70 | 大阪グランド | 121.70 |
大阪デリバリー | 118.80 | 関西レーダー | 124.70 |
羽田空港の展望デッキでも試用
羽田空港の展望デッキでも受信してみました。
このデバイスはラジオ、無線機のように電波を飛ばす機能は備えておらず受信のみですので、おそらく空港施設内で使っても問題ないと思っています。
自動サーチで探していると色々な周波数でクリアな音が聴こえてきました。素人には何を言っているかわかりませんが、何か交信しているのであろうことはわかりました。
RWY-A(A滑走路・16R/34L) | 118.100 |
RWY-B(B滑走路・04/22) | 118.575 |
RWY-C(C滑走路・16L/34R) | 124.350 |
RWY-D(D滑走路・05/23) | 118.725 |
GND T1エリア(西側) | 121.700 |
GND T2エリア(東側) | 118.225 |
GND T3エリア(北側) | 121.625 |
GND RWY-Dエリア(南側) | 121.975 |
GND 貨物エリア | 122.075 |
CLR(クリアランス) | 121.825(主) 121.875 |
APP(アプローチ) | 119.100(主) |
DEP(ディパーチャー) | 126.000(主) |
ATIS | 128.800 |
JAL | 130.100 |
ANA | 129.100 129.850 131.025 |
AirDo/SKYMARK | 123.675 |
SFJ | 128.975 |
海外機 | 132.075 |
海上保安庁 | 130.300 134.500 |
今回は航空無線を聞きたいという目標は達成できました。
しっかりと内容を聞き取れるようにするには、まずは耳が慣れることが必要なようです。
また、スピーカーが小さいので、もう少し大きなスピーカーを接続してチェックした方が要さそうです。
アンテナも弱いので、できれば屋根の上にポール型のアンテナを建てたいところですが、簡単なことではないので、何か別の手立てを考えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。