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CS6インストール失敗 ~今日の課題~

★今日の課題★
Adobeの”Illustrator”や”PhotoShop”のCS6シリーズのインストールに失敗する




インストールに失敗

 Adobe製品のインストールを実行すると失敗します。

 インストーラーが起動し基本事項に同意、シリアル番号を入力をパスできるとインストール先と内容を指定する画面が出て次へ進む、というところまでは上手くいきます。

 シリアルを入力せず体験版として進めても、同じところまでは順調に進みます。

 しかし、インストールが始まって2%くらいのところで下図の画面が出てきます。

インストールステータス
インストールでエラーが発生しました。
システムを再起動して、再度インストールを実行してください。
セットアップでインストール中にエラーが発生しました(37)。コンピューターを再起動して、もう一度実行してください。




再起動は改善策ではない

 『インストールステータス』というタイトルのエラー表示では『インストールでエラーが発生しました。』の見出しで『システムを再起動して、再度インストールを実行してください。』という指示が出ています。

 その内容は『セットアップでインストール中にエラーが発生しました(37)。コンピューターを再起動して、もう一度実行してください。』というものです。

 素直に再起動を実行しますが、何度再起動しても結果は同じでした。




残りかすが原因?

 今回の環境はWindows10の64bit、Adobe Acrobat XIが既にインストールされている状態です。

 そこへAdobe Illustrator CS6とAdobe Photo Shop CS6をインストールします。

 CS (Creative Suite)とCC(Creative Cloud)は共存できないと聞いていたのですが、CCシリーズはインストールされていません。

 しかしながら、過去にCCシリーズをインストールしたことがあると、その残りカスのようなものが悪さする可能性が指摘されています。




Adobe Application Manager

 ひとつ気になったので確認したことがあります。

 それは『Adobe Application Manager』です。

 Adobe公式サイトでは『macOS 10.7/Windows 7 以降の環境で Creative Cloud メンバーシップを保有している場合、Adobe Application Manager は自動的に Creative Cloud デスクトップアプリケーションにアップデートされます。』と書いてありました。

 早速確認してみると、確かにこのマネジメントソフトはCCシリーズになっていたので、アンインストールしました。

macOS 10.7/Windows 7 以降の環境で Creative Cloud メンバーシップを保有している場合、Adobe Application Manager は自動的に Creative Cloud デスクトップアプリケーションにアップデートされます。



改善はしなかったが….

 先述のソフトをアンインストールしても改善はされませんでしたが、疑うべき箇所がわかったもしれないと思いました。

 Adobeのソフトが色々なデータを残しています。

 『環境設定』などと呼ばれる類いですが、この情報はソフトウェアをアンインストールしても残っている場合があるようです。




フォルダ名を変えたらインストールできた

 フォルダを1つ、名前を変更したら上手くいきました。

  1. Windowsの『PC』を開く
  2. Cドライブを開く
  3. 『Program Files (x86)』を開く
  4. 『Common Files』を開く
  5. 『Adobe』という名称のフォルダの名前を『Adobe.old』に変更する

 上記の『.old』の部分は『.gomi』でも何でも良いと思います。コンピューターが『Adobe』というフォルダの存在を見つけられなくなれば良いと思います。




インストール成功

 たったこれだけの事でインストールは成功しました。

 Adobe Illustrator CS6をインストールして成功したのち、Adobe Photo Shop CS6もインストールできました。

 先ほどのコモンファイル群のフォルダを見ると下図のように『Adobe』と『Adobe.old』の2つが存在しています。




無用になった”.old”を削除できない

 インストールに成功したので『Adobe.old』を削除したかったのですが、削除できませんでした。

 フォルダの所有権を変える手続きなどが必要です。

 単にフォルダを右クリックして出て来るプロパティのセキュリティ設定を変えるだけでは削除はできません。




正規品ではないと表示される場合は解決策が異なる

 Adobe製品を使っていると稀に『お使いのアドビソフトウェアが正規品でないことをご存知でしたか?』という表示が出ることがあるそうです。

 下図の記事を書かれている方も『間違いなく正規品』で『電話してみたところ、プロダクトキーに問題はなく(正規品ということ)』という状態でも表示が出てしまったそうです。

 そうした場合の解決策は少々ややこしいので、実体験なさった方の記事をご参照ください。

【参考】Adobe 正規品ではないというポップアップが出てしまう時の解決方法(2019年8月8日)




なぜ今さらCS6?

 AdobeのCS6は今から10年程前に発売されていたシリーズですが、2013年頃に生産中止、どこのショップでも在庫限りの商品となって同年中には多くの有名店から姿を消しました。

 この頃、筆者は研究機関に居たので諸先生方はクラウド版へ移行されていました。
 筆者はそれほどAdobeソフトを使うユーザーではなかったので、その前作のCS5をMacBookにインストールして満足していました。

 そのMacが不調となって、特にIllustratorを使用中にダウンするようになったので、グラフィックボード搭載のWindowsのCS6をインストールするに至りました。

 最新版のAdobeシリーズは機能的に優れていますが、最大の難点は月額制であることです。

 年に数回しか使わないような筆者でも、ヘビーユーザーと同じだけの費用負担が必要になるため、手が出せません。
 その月額がお安くないのが更にハードルを上げています。

 簡単に言うと最新版のサブスクタイプを調達するお金を持っていないから、過去の永久使用版のCS6を引っ張り出してくるという結果になっています。

 インストール失敗は思わぬアクシデントでしたが、正規品のはずなのでインストールできると信じて作業を進めたので、結果として問題なく動いています。

【参考】アドビ CS6のパッケージ版が生産終了、今後はクラウド版へ移行?(2013年3月13日)




 今回は永久試用版Adobeシリーズの最終版であるCS6シリーズのIllustratorとPhotoShopのインストールにチャレンジしました。

 普通であれば、普通にインストールして終わりですが、それに失敗するということで、改善策を模索しました。

 今回はコモンファイル群にあるフォルダ名を変更するだけでインストールに成功したので良かったです。

 これで月額の費用負担なく、Adobeシリーズが使えると思います。
 Adobeを使うのはごくたまに、大きくてもA4判の片面印刷のフライヤー、名刺印刷の原稿の修正です。それも数か月に1回なので、10年前のソフトで十分です。

 何かトラブルが起きない事を願っています。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決

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