★今日の課題★
ビデオ会議に適したカメラライトを見つける。
これまで
撮影に関してド素人の筆者は、撮影に照明を使ったことがありませんでした。
撮影現場に行く事も無ければ、撮影クルーと出会うこともないので、撮影に適した照明選びはわかりません。
わかっていたことは、専用の照明がないとビデオ会議などで暗い印象を与える、病弱に見える、映えないといったことです。
下図は同じ時間、同じ場所、同じカメラ、同じ被写体を正面からの照明ありとなしで比較したものです。
ここ3年ほどで何種類もの照明を試しました。
どれも良い点がありますが、欠点もあり、ビデオ会議に適した照明とは出会えていませんでした。
ありました。
ちょうど良いものがありました。
ビックカメラのポイント有効期限が切れそうであったためサイトを覗いたら、たまたま見つけたのがリングライトです。
直径26cm、結構大きいサイズですがLEDのためか、軽いです。
色温度調整
白いワイシャツを着た場合、どのように見えるのか比較してみました。
まず、デスクを壁際に置いている場合、部屋の照明は背後から来るので、ヒトの正面は影になります。
同じ位置でAF-60Mだけ使い、正面に置いたHandyCamで撮影してみました。このHandyCamは普段からビデオ会議で使用しているものです。
取扱説明書でいう5000K(ケルビン)、昼白色がワイシャツには合うと思います。4000Kの白色はよくビデオ会議で見かける色なので、部屋の照明などで会議に出るとこうなるのかなと思いました。
ブルーのワイシャツについては昼白色も白色もアリかなと思います。やはり昼白色はクリアな感じに仕上がります。
ヒトの感じですが、洋服とは異なります。
これまで全くNGという感じであった電球色が、顔色を良く見せるには使えるかもしれないことがわかりました。
とはいえ、昼白色は安定して良い発色です。
白色と部屋の照明はビデオ会議には向かないことがわかります。おそらく、小物撮影には使えると思います。
設置
ビデオ会議に参加する場所は大きく2か所あり、自宅のデスクと職場のデスクです。
今回は、自宅のデスクに設置することにしました。
2枚のディスプレイを使っていますが、その片方の架台にちょうどよい部分があったので、そこに多関節のスタンドを設置してカメラライトを取り付けました。
アームはガシッと噛む感じがあったので、落ちて来る様子はありません。液晶部分を噛むのは怖かったので、ちょうど良い場所があって良かったです。
カメラが目線よりやや下から撮る感じなので、自宅の背景にある部屋のゴチャゴチャ感は映りません。
カメラの上にディスプレイがあり、その上にカメラライトを設置したのでカメラやディスプレイを凝視しても照明の眩しさを感じづらいです。
AF-60M
今回の買物はビックカメラです。このAF-60Mはヨドバシカメラなど家電量販店で扱われているほか、Amazonや楽天市場などのネット通販でも買えます。
スマホホルダー、三脚付き動画撮影キット
AF-60は、クリエイター向けの動画撮影キットです。56mm~98mm幅のスマートフォンホルダーとコンパクトな三脚、便利なBluetoothリモートシャッターが付属し、手軽にハイクオリティな配信、撮影を可能にします。リングフィルライトは3段階の色温度と10段階の明るさ調整に対応し、3.5mm 4極ミリプラグの高音質クリップマイクがセットになったモデルもラインアップ。実況、配信、生放送、撮影等のクリエイティブシーンをサポートします。
色温度調整に対応したリングフィルライト
付属のリングフィルライトはLEDによる色温度調整に対応します。調整可能な色温度範囲は3000K~5000Kの3段階、10段階の明るさ調整機能も可能です。求める撮影効果に合わせてリングフィルライトが被写体を明るく美しくライトアップ、光量が不足しがちなシーンも安心して撮影することができます。
3.5mm 4極ミニプラグのクリップマイク
マイク付属モデルのAF-60Mには3.5mm 4極ミニプラグ仕様のクリップマイクと延長ケーブルを同梱。広いダイナミックレンジとクリアな音質により、録音、配信、実況等のあらゆるシーンにおいて、スマートフォンやカメラに内蔵されたマイクよりも優れたパフォーマンスを発揮します。
型番 | AF-60M |
JAM | 4529327898429 |
カラー | ブラック |
色温度 | 3段階(3000K、4000K、5000K) |
明るさ | 10段階(消灯~最大) |
保証 | 1年 |
製品サイズ | L370 x W370 x H600 mm |
製品重量 | 約493g(マイク、コントローラーを除く) |
パッケージサイズ | L390 x W345 x H70 mm |
パッケージ重量 | 約1069g |
付属品 | コンパクト三脚(40~59cm高)×1 リングフィルライト (USB給電) ×1 スマートフォンホルダー (56~98mm幅)×1 ボールヘッド3K×1 Bluetoothリモートシャッター×1 クリップマイク×1 マイク用延長ケーブル(1m)×1 |
今回の調達機材
Alfoto AF-60M YouTuber動画撮影機材セット
ビデオライトやリングライトなどと呼ばれるLED照明です。 色温度や明るさを任意で調整できます。 色温度は昼白色、白色、電球色の3種類の選択制です。 明るさは10段階です。 |
UTEBIT マジックアーム 11インチ スーパークランプ 360度回転 カメラアーム
アルミ合金とステンレス製で、長持ちな上、更にはCNC加工・表面には熱処理を施しており、精度を大幅にアップしました。 他社の同類製品と比べて、マジックアームがステンレス製の歯車でしっかり噛み合えるため、角度も楽に固定でき、ロック力も強くなります。 ハサミ口先端にはゴムシートがあります。4点固定構造で落ちにくくて緻密なゴムで摩擦力を高めて、滑らかな表面でもしっかり挟めます。カメラを落としたり破損することを防ぎ、安心して撮影できます。 様々な横棒、スタンド、テーブルやライトスタンドなどに固定できます。 1/4ネジ・ホットシュー接続口・360°回転可能の雲台がデザインされます。 |
エレコム AC充電器/QuickCharge3.0対応/USB 1ポート MPA-ACUQ01BK
iPhoneに対応しています。 最大出力は3.6~6V時に3A、6~9V時に2A、9~12V時に1.5Aと電圧/電流を可変調整することで機器の電池への負担を軽減します。 Qualcomm Quick Charge 3.0規格認証済みUSBポートを搭載し、家庭用コンセントから対応スマートフォン・タブレットを充電できるAC充電器です。 Quick Charge 3.0は、従来の機器との互換性を保ちながら、対応機器の場合には高速な充電を可能とするので、充電時間の短縮を実現します。 |
歴代ビデオライト
初のビデオライト
2020年6月にビデオライトを買いました。
卓上タイプ置したのが最初です。
この照明は明るさと色温度を調整できる点が特徴です。
電源は充電式バッテリです。
土台は付属していますが、レールから外せばカメラシューに取り付け可能です。一眼レフのストロボの所に設置可能です。
2台目のビデオライト
2020年9月に購入したビデオライトはNEEWERの製品です。
特徴は、一眼レフのバッテリを電源として使える点です。屋外での撮影時には同種のバッテリを複数持参することで対応できるので良いと思います。
Neewer ビデオライト LED 160球 CN-160 調光可
160LED球 充電式リチウムイオン電池/単3形電池使用可 ・Sony NPシリーズリチウムイオン充電式電池 ・Panasonic CGR-D16S充電式電池 調光可能なダイヤル 固定式ホットシューアダプターとトリポッドマウント |
3台目のビデオライト
2021年8月に購入したビデオライトはLINCOのFlora Xです。
ランプは別売なのでE26口金に合う高演色性のLEDランプを買いました。
米国LINCO社製 撮影照明セット 全米プロカメラマン御用達 4灯ライトソケット 三脚スタンド ソフトボックス
ソケット規格:E26口金 高絶縁セラミックス製 ×4 絶縁ゴム製キャップ ×4 付属 ACケーブル長:240cm 安全ヒューズ内蔵 手元ON/OFFスイッチ 16mmメスダボ仕様 サイズ:540mm×540mm 専用ディフューザー付属 Zenith(ゼニス) ライトスタンド 伸長:850mm~2000mm・16mmオスダボ固定仕様 保証期間1年間 |
4台目のビデオ
2022年9月に調達した照明は小物撮影などでも使える演出機能が充実したSmallRigのRC120Bです。
アプリを使ってストロボなどの演出もできます。
非常に有能で多彩です。
色温度の調整が細かくできるので、同じ物を、同じ画角で、同じカメラで撮影しても雰囲気を変えることができます。
他の照明を組み合わせることで影を無くしたり、輪郭を浮きだ足せることもできます。
SmallRig RC-120B COB LEDビデオライト 120W CRI 95+ TLCI 96+
色温度が2700K~5600Kのレンジで調整できるバイカラーで撮影シーンに合わせて自由に調整できます。演色性能はTLCI 96+、CRI 95+で自然光に近い演出ができます。 光源は120Wのハイパワー、ツマミを回して出力調整できます。明るさは色温度5600Kで4,450Lux(1m)です。ハイパーリフレクターを使用することで52800Lux(1m)まで実現可能です。ランプ本体の温度60℃超で能動的に放熱します。その音は25dBです。 周辺では、専用のスマホアプリでも様々な調整ができます。ボーエンズマウント規格のソフトボックスなどに対応しています。2年保証が付いてきます。 |
諸照明
リビングに直管
2020年4月、初めての緊急事態宣言によりテレワークが拡大したことにより、筆者もビデオ会議への参加が増えました。
光が足りないという状況になったので、リビングの主照明の横に蛍光灯を設置したのが最初です。
天井灯LED432粒
2020年5月、LED照明を追加しました。
背景布も設置し、カメラを意識したデスク周りになってきました。
この照明器具は10台セットで売っていたので、天井に設置しなかった分はスタンドに取り付ける治具を3Dプリンタで造形して下図のように使いました。
屋外用LED投光器
2021年8月、LED投光器を買いました。
光源を見るとかなり眩しいのですが、撮影用照明としてはコントロールしづらいです。ガレージなどを照らすのに適しています。
裸電球
2021年12月、デスク上にLEDの裸電球を設置しました。
レセプタクルを密に6個並べただけです。
その後、小物撮影用に照明を設置しました。
こんどはライティングレールです。
パナソニック(Panasonic) 照明器具配線 ショップライン フィ-ドインキャップ 黒 DH0241K
ライティングダクトに電力を引き込むために必要なパーツです。レールのどこかに必ず設置されます。 |
パナソニック 配線ダイレクトエンドキャップ ブラック DH0242
レールの末端に設置するキャップです。 |
撮影機材充実
テレワークが増え、講演依頼もリモートが中心となる中で、撮影用の機材も充実していきました。
2020年の大きな買物の1つがATEM Mini Pro ISO、もう1つが一眼レフカメラ(EOS 90D)です。
室内撮影が多いため、一眼レフカメラ用の近距離で使えるレンズを買いました。
カメラは他に、中古でハンディカムを3台調達しました。
撮影場所拡充
2021年夏には、庭の隅に物置を建てました。
躯体は既製品のイナバ物置です。
内装は断熱材などをホームセンターで買って来て、屋内で撮影などができる仕様にしました。
この物置の中に、高演色のLEDランプを設置して光を比較してみました。
下図のとおり、同じ手でも皮膚で反射する光と、皮膚を透過して毛細血管が吸光する光の波長があることがわかります。
血色がよく見える、健康そうに見えるランプは高演色LEDでした。
照明は用途に合わせて選択できるように、今では10種類くらいを保有することになりました。
カメラ側も、HandyCamであれば屋外と屋内くらいの調整しかできませんが、一眼レフ(EOS 90D)では細かく調整できるため、照明と両方の調整で相乗効果が期待できます。
おわりに
今回は、ちょっとした偶然も併せて良い商品に出会いました。
ビデオ会議では照明の具合で色々と変わることがあるので、良いライトが欲しいと思ってきたので、非常に良い出会いです。
特に謝金を頂戴する講演では、薄暗い人がボソボソと話すよりも、クリアな音声と映像が欲しいと思いますので、しっかり環境を整えていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。