★今日の課題★
デロンギのコーヒーマシンにあう豆を普段づかいの定番とスペシャルティの視点で選ぶ
デロンギの自動コーヒーマシン『ディナミカ』(DINAMICA)を昨年調達して約半年、実稼働から5カ月くらい経ち、何種類かの豆を試す事ができました。
その中で『定番』と『スペシャリティ』を選ぶとすればどれかを考えてみました。
お勧めはハマヤのコーヒー豆『珈琲専門店用 モカブレンド(豆)』ですが、徐々に値上がりしており、ときどき欠品ということもあったので不安がゼロではありません。
その他、何を試したのかご紹介します。
普段用と来客用はだいたい決まった感じです。
損益分岐点を目指して
DeLonghiのコーヒーマシンを買う前にシミュレーションした際、1年間で1,000杯くらい飲めばマシンの寿命までに損益分岐点を迎えられるのではないかと想定しました。
現状としては半年で目標値を超えそうです。
操作履歴を見ると『478』となっていますが、1回あたりカップ2杯分のコーヒーを淹れているので2倍、約1,000杯を半年で達成する勢いです。
筆者だけでも毎日3回くらいはコーヒーを淹れに行っています。不在の日もあるので365日という訳にはいきませんが、逆算してみると1日平均7杯分くらい淹れていることになるので、概ね生活リズムを反映した数字になっています。
このペースでいけば想定の半分の期間で損益分岐点を迎えることになりますが、コーヒー豆高騰の影響があり、私たちが使う豆が値上がりしていると同時に、コンビニ等のコーヒーも値上がりしているので、いずれ再計算が必要だと思います。
デロンギの豆
デロンギのマシンなので、デロンギの豆が良いのだろうと思って試してみましたが、たしかにマシンとの相性は抜群です。
こちらが設定したいとおりに仕上がるという感じで、使いよい豆だと思います。
ただし、筆者の近所では手に入らないので、おそらく近くてもアウトレットモール内のデロンギ、車で2時間くらいはかかると思いますので普段づかいにはならないかなという感想です。
ドトールの豆
ドトールの店頭で販売されている定番の豆を試しに買いました。
試した中で、コスパも含めて良かったのが『マイルドブレンド』でした。
ただし、濃いコーヒーが苦手な人には、デロンギのマシンとの相性は良くないかもしれません。
デロンギのマシンでは豆の濃さ(挽く量)を5段階で調整できますが、『カフェジャポーネ』の『豆×1』に設定してもやや濃い感じです。
筆者は濃いめが良いので豆は1~2で飲んでいます。
『ロイヤルクリスタルブレンド』は良かったですが、置いていない店(ドトール)もあったので、いつでも手に入るという訳ではなさそうなのと、少し高かったと思いますので、定番として買う奈良マイルドブレンドかなと思います。
少し変わったところで『ドミニカンブレンド』という物を買いましたが、こちらはフルーティな香りがする豆でした。
味は他の豆とさほど差がないかなという感じでしたが、香りは明らかに違って甘い感じでした。
スタバの豆(コストコ)
コストコのプライベートブランド『KIRKLAND』(カークランド)のコーヒー豆、スタバのブランドマークが入っています。
味は悪くないです。酸味が抑えられているので筆者の好みではあります。
試した他の豆に比べて薄かった印象です。
デロンギのマシンでは『豆×5』でちょうど良いくらいなので、その分だけ豆を多く消費するため大袋で割安感があったものの、ハマヤの豆の方がリーズナブルでした。
12月頃にコストコで売っていた豆はKIRKLAND(カークランド)ブランドでは無かったです。
こちらはパッケージはスタバブランド、豆の輸入業者は神戸のネスレ日本、生豆生産国はブラジルとインドネシア、商品の原産国はアメリカとなっていまいた。
この豆はそこまで薄くなかったので『豆×5』ということは無かったです。2~3くらい、1でも悪くない豆です。
スタバの豆(スーパーマーケット)
とりあえず豆を買おうと入ったスーパー(京急ストア)で、置いてあった豆がこれしかなかったので買いました。
250g入りで1,035円、見切品シールを貼られているものの賞味期限まで3カ月くらいはあったので特に問題はないのかと思います。
普段の価格で言えば1gあたり5円くらい、やや高い感じがします。
味は普通に美味しいので、普通にスーパーで買うならばこの豆でまったく問題ないと思います。
デロンギのマシンでの設定は『豆×1』でちょうど良いです。それだけ濃い豆だと思います。
ドンキの豆
ドンキの豆がいけてるという噂を聞いて、ドンキへ行ってきました。
数店舗巡りましたが、品ぞろえは店舗ごとに差が激しいという感じでした。購入に至ったのは4店舗目でした。ここは選ぶのに迷うくらい種類がありました。
色々な表示を見て買ったのが『炭焼珈琲ブレンド(豆)』です。340g入りで868円なので1gあたり2.55円です。安い方の部類に入ります。スーパーで買うスタバブランドの豆の半額くらいです。
デロンギのマシンでの設定は『豆×3』がちょうど良かったです。
味は普通という感じ。
豆にツヤやあまりない感じです。ツヤが何なのかわかっていないので特に気にしていません。スタバの豆はツヤがありました。
数日飲んで分かったことですが、豆に独特のクセがありました。
淹れたては特に感じないのですが、持ち歩いて少し時間が経つと劣化していくスピードが早い気がします。
原因は不明ですが、この豆で数日間コーヒーを飲んだ人がみな、顔にニキビができました。
トップバリュの豆
これは、とにかく薄かったです。
デロンギのマシンで『豆×5』にしても薄いです。
味は個人の嗜好があるので何とも言えませんが、こういうコーヒーをタダで出してくれる場所があるなぁと思いだすような味でした。
マズくはないです。特別に美味しいとは言えませんが、デロンギのマシンで淹れた感じではなくなってしまいます。
カルディの豆
KALDI(カルディ)の豆も試しました。
さすがにコーヒーを前面に出している店だけあって良い豆でした。
筆者が買いに行った訳ではないので値段や種類がわかりません。
聞いたところによると200gで千円くらいだったらしいのでドトールの豆と同じくらいかなと思います。
味や香りはしっかりしていました。割れた豆は入っていない感じで、全体的に質が高い豆だなと実感する商品でした。
写真を撮り忘れたので、記録が残っていません。
ハマヤの豆
筆者の定番となっている珈琲です。
元々、コストコでハマヤのカップ用ドリップバッグを買っていたので、ハマヤの味に慣れていたということが遠因にあるかもしれません。
設定としては『豆×2』が筆者の好み、カフェで飲むようなコーヒーに仕上げたければ『豆×1』くらいがちょうど良いと思います。
この豆、安い割に味が安定していて、香りも良いです。
以前は1gあたり2円以内の予算だったのでこの豆以外にないという感じでしたが、いまはコーヒー豆の高騰で2円は無理ですが、それに近い価格を維持してくれているのでリピーターです。
いくつか種類があるようですが、筆者は『珈琲専門店用 モカブレンド(豆)』を使っています。
ドリップコーヒーファクトリーの豆
ネットショップで見つけたコーヒー豆です。
いきなりキロ単位でしか買えないということで躊躇しましたが、2kg注文しました。
この日は2kgで2,791円でしたので、1gあたり1.4円です。コーヒー豆高騰により1g2円を切ることも難しい他が対抗できないほどの低価格です。
安かったですが、品質は安っぽくありません。
前述のハマヤと飲み比べると、香りはハマヤの方が良い気がしますが、好みなので何とも言えません。こちらの商品はハマヤに比べると香りは少ないと思います。車に持ち込んだ時に充満する感じが違いました。
味は良いです。
酸味がないのが筆者にとっては良いのですが、それ以外の部分でも良かったです。
買う前にショップの評価表を見て選んだのですが、確かに濃厚な味わいですし、酸味がないという評価どおりでしたので、ショップの説明は信じて良いのかなと思います。
ドリップコーヒーファクトリー リッチ ブレンド コーヒー 豆のまま
DRIP COFFEE FACTORYのコーヒー豆です。 リッチブレンドは『カフェ』というより『喫茶店』のコーヒーに寄っている珈琲です。 このブランドでは他にオリジナルブレンドやホテルブレンド、マイルドブレンドなどをラインアップしてます。 筆者はリッチブレンドを飲んでいます。 |
コスト
以前購入していたネスカフェのボトルコーヒーは現在、720mL入が12本で1,700円~1,900円くらいが相場のようです。
1本あたり142~158円、180mLあたり35~40円くらいです。
ネスカフェ ゴールドブレンド ボトルコーヒー 無糖 720ml×12本
ペットボトルに入った珈琲です。 |
一方でコーヒーマシンの方を見てみると、まずマシン本体は17万円~19万円が相場のようです。
楽天ビックやケーズデンキ楽天市場店では多い日ですと12%のポイント還元があり、実質15万円程度で手に入ります。
デロンギ(DeLonghi) 全自動コーヒーメーカー ディナミカ ECAM35055B
着脱式ミルクタンクも付属している、機能が多彩なデロンギのコーヒーメーカーです。マキアートなども作れます。 |
コーヒー豆についてはハマヤの1gあたり2.25円がコスパ最強かと思っていましたが、今年に入って試したドリップコーヒーファクトリーの1gあたり1.4円が最強になりました。
設定では『豆×2』を標準、午後は少し落として1にしているときもあるので、おそらく1杯あたり12g程度かなと思いますが15g使ったとしても21円なので、今回のシミュレーションでは1杯あたり20円としたいと思います。
ドリップコーヒーファクトリー リッチ ブレンド コーヒー 豆のまま
DRIP COFFEE FACTORYのコーヒー豆です。 リッチブレンドは『カフェ』というより『喫茶店』のコーヒーに寄っている珈琲です。 このブランドでは他にオリジナルブレンドやホテルブレンド、マイルドブレンドなどをラインアップしてます。 |
コンビニのローソンではコーヒーSサイズで110円、Mサイズは180円、Lサイズは210円です。以前のシミュレーションと同じくSサイズを180mL入っていると信じて110円で計算します。
ペットボトルは180mLあたり35円とします。
コーヒーマシンはポイント還元を考慮して本体価格16万円、コーヒー豆を1杯分20円、そこに水と電気代を含めます。
コンビニS | ペットボトル | コーヒーマシン | |
1杯 | 110 | 35 | 160,020 |
100杯 | 11,000 | 3,500 | 162,000 |
1,000杯 | 110,000 | 35,000 | 180,000 |
10,000杯 | 1,100,000 | 350,000 | 360,000 |
現状で言うとマシンを設置して1万杯飲めれば採算ベースに近いことがわかりました。
味はペットボトルに比べて圧倒的に良いので、その満足感などを何円と評価するかによっては採算ベースが変わってくると思います。
この試算から見れば、オフィスでコーヒー数人、近くのコンビニで毎日購入している場合には、共同でマシンを買ってしまった方が安いし、飲みたいときにいつでも飲めて良いかなと思います。
定番とスペシャルティ
約1,000杯の途中経過ですが、筆者のところの『定番』として普段から飲むコーヒー豆は『ドリップコーヒーファクトリー リッチ ブレンド コーヒー 豆のまま』になりました。
こちらは1杯あたり20円以内の豆です。
スペシャルティとして特別なときに飲むコーヒーは『ハマヤ 珈琲専門店用 モカブレンド(豆)』です。これは冷凍庫にストックしています。
こちらは1杯あたり25~30円くらいの豆です。
そして、予定された来客の場合にはドトールの『マイルドブレンド』を用意しようと思います。スペシャルティを二重にストックしても劣化を招くだけなので、予定された来客のための豆として必要に応じて買いに出かけます。
こちらは1杯あたり50円~70円くらいの豆です。
おわりに
『高級』と言っても良いような全自動コーヒーマシン『DINAMICA』(ディナミカ)を調達して半年足らず、色々と実感することもあったのでまとめてみました。
コーヒー豆は奥深く、まだまだ素人の筆者には産地や焙煎について理解することもできませんが、雰囲気でどこで売っている豆を買うと自身が満足するかは見えつつあります。
これから半年、初めての夏も迎えるのでアイスにして美味しいコーヒーも考えていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。