★今日の課題★
台風が到来するとなると、報道機関では台風情報に割く時間が長くなりますが、必要な情報が流れているのか?
台風のメカニズム
台風が到来しているここ数日のニュース番組は、台風に何十分も割いている様子を見かけるようになりました。
気象予報士が出てきて、台風のメカニズムなどを説明する時間が数分程度とられている番組が多かったのですが、防災や減災をする上で、その情報は必要でしょうか。
今から500年ほど前の1543年、地動説はニコラウス・コペルニクスにより唱えられました。そのような時代に気象衛星はなく、天気の統計も少ない時代に台風のメカニズム情報を求める人はほとんどいなかったと思います。
一方で、田畑を守るために『今』何が起きているのかを知りたい人は多かったと思います。
台風のメカニズムの詳細情報、要りますか?
警報
メカニズムは専門家に任せるとして、検討結果として出る警報は平易な情報なので多くの人に届いて欲しいと思います。
『備える』『動き出す』きっかけとして、警報などの情報は重要ですが、広いエリアに対する情報であるため、より細かい情報を得られると良いと思います。
警報自体は自治体単位や町丁単位になりますが、どの箇所が危険であるのかはハザードマップなどと重ねる必要があります。
警報よりも手前で情報提供される『キキクル』の情報も活用できます。この情報と、実際の河川のライブカメラの映像などを組み合わせて確認すると良いと思います。
生活インフラ
停電や断水が発生しているお宅では、停電や断水の情報が欲しいと思います。天候がどうであれ、現状がどうなるのか動向を知りたいと思うのではないでしょうか。
台風が断水を起こすかというと、台風のエネルギー直接ではなく、副次的なものが多いです。
都市部で多いのは停電により揚水ポンプが停止してしまうためにマンション等で起こる断水です。
珍しいケースとしては橋が崩落して水道管も崩落、土砂災害で 台風が断水を起こすかというと、台風のエネルギー直接ではなく、副次的なものが多いです。
都市部で多いのは停電により揚水ポンプが停止してしまうためにマンション等で起こる断水です。
珍しいケースとしては橋が崩落して水道管も崩落、土砂災害で道路が陥没などして断水するなどのものがあります。
断水
断水すると、著しく衛生状態が悪くなる場合があります。台風での断水は停電要因が多いので、断水中の家庭では『原因』を知りたいと思うのではないでしょうか。
市水が断水していないとわかれば、構内起因の断水を疑うことができますし、反対に、市水が断水しているにも関わらず異変が起きていない場合、構内にある受水槽などの貯留水が活かされていることを知り、節水して断水を回避するという行動に出られると思います。
断水の情報源
水道事業は行政サービスであり、一般的な単位でいうと市町村になります。近年は近隣自治体の連合で水道事業を担う場合があるので水道事業者は市町村数よりは少なくなると思います。
このような記事で全水道局をリストすると1,000件を超えるのでナンセンスですが、自身が住む自治体の水道局のウェブサイトはブックマークしておくと良いと思います。